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帯状疱疹ワクチン接種
助成金制度について

概要
 観音寺市・三豊市では令和6年8月から帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部が助成対象となります。予防接種法に基づかない任意の予防接種ですので、予防接種による効果や副反応等を十分に理解したうえで、接種の判断をしてください。

帯状疱疹とは
 帯状疱疹は、多くの人が子どもの時に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。治った後もこのウイルスは神経節に潜んでいるため、ストレスや過労、病気、加齢など免疫力が低下した際に、再び活性化して帯状疱疹を発症します。発症すると、体の片側の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に赤い発疹が出てきます。
 日本では、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれており、水泡のある発疹が治った後も、50歳以上の約2割の方に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長い痛みが続くことがあります。


助成対象者
 50歳以上

ワクチンの種類・費用について
 帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や回数等が異なります。
 助成制度の利用はどちらかのワクチンでのみとなります。
​ 当院では、予防効果の高いデータを有する、後者の不活化ワクチンをおすすめしています。

■ 生ワクチン(ビケン)
・接種方法/回数 皮下注/1回
・発症後の神経痛の予防効果 約65%
・有効期間 5~7年程度
・免疫抑制状態、免疫抑制薬投与中の方は投与不可
・副反応
 ◆頻度10%以上の副反応:発赤(44.0%)、そう痒感(27.4%)、熱感(18.5%)、腫脹(17.0%)、疼痛(14.7%)、硬結(13.5%)
 ◆重大な副反応(いずれも頻度不明):アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎
・接種費用 7,000~10,000円程度
助成金 4,000円

■ 不活化ワクチン(シングリックス)
・接種方法/回数 筋肉内注射/2回 (2回目は1回目の2か月後~半年以内)
・発症後の神経痛の予防効果 約90%
・有効期間 10年以上(11年以降は延長試験を実施中)
​・免疫抑制状態、免疫抑制薬投与中の方でも投与可
・副反応 
 ◆頻度10%以上の副反応:疼痛(79.1%)、発赤(37.4%)、腫脹 (24.2%)、筋肉痛(36.9%)、疲労(34.6%) 、頭痛(28.3%)、悪寒(21.4%)、発熱 (16.7%)、胃腸症状(12.0%)
 ◆重大な副反応(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー
​・接種費用 1回あたり20,000~25,000円程度
助成金 1回あたり10,000円×2回

 

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